人生で初めてジュエリーのプレゼントをくれたのは父でした。父は私が中学生になった時に、少し早いけどと真珠のネックレスをプレゼントしてくれました。ジュエリーのプレゼントは、大人の女性と認めてもらえたようで、少し恥ずかしくもあり、でも嬉しくもありました。まだあどけない顔に、真珠のネックレスはとても存在感が大きくて、光り輝いて見えました。この真珠のネックレスの似合う女性になろうと、プレゼントしてくれた父に感謝して、その日までジュエリーケースに入れて大切に保管しました。
それから数年経ち、私は大人の儀式の成人式を迎える事となりました。この日に、父がプレゼントしてくれた真珠のネックレスを初めて身につけました。父に最初にその姿を見せると、綺麗だと言ってくれて胸が熱くなりました。少しはこの真珠のネックレスの似合う女性になっただろうかと、改めてそのネックレスを身につけた自分の姿を鏡に映すと、中学生だったあの頃のあどけなさはもう影を潜めて、二十歳らしい顔つきになってました。
でも、まだまだそのネックレスの似合う女性にはなりきれていませんでした。いつかそうなれるようにと目標を置いて、二十歳の日をスタートさせました。それから社会に出て就職をして、色々な事がありました。高い目標を掲げて、努力を重ねていたつもりですが、思うような成果を得られない時もありました。そんな時には、いつも父がくれた真珠のネックレスを身につけていました。そしていつかこのネックレスが似合う日までと、気持ち新たに事を頑張れる事が出来ました。今もそれを目標に日々精進しています。お父さんありがとう。頑張ります。